ラッパ光る

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トランペット吹きが楽器や音楽について発信していくために開設。何かのお役に立てますように。

ブレスフロー、応急処置はいくらでも

こんにちは、ムトウです。

 

今回はちょっとした息のお話をしようと思います。

 

管楽器を演奏する上でとても重要になる息。管楽器の演奏技術の九割は息に集約されていると私は思っております。

 

 

ここでは息の機能などの詳細な話は省きますが(そのうち記事にします)、演奏が上手くいかないという場合は、ほとんど息が上手く使えていないことが原因にあります。

 

楽器奏者の方々の多くは、指導者の方に「息を流して!」という言葉を教わってきたことと思います。この息(空気)が、私たちの体内から唇、楽器の管内を通り、ベルから出ていくまで、しっかりと流れ続けることこそが、より楽で効率がよく、素晴らしい演奏につながっていくのです。

 

この息の流れが止まってしまっていたり、途中で途切れてしまうと、発音やタンギングが上手くいかなかったり、音程がぶれてしまったり、といった不都合が起こります。

 

今回は息の流れを作るために、ぜひ試して頂きたいエクササイズをいくつか紹介します。

 

➀、トリル

 

楽器の奏法の一つであるトリル。トリルは高速でピストンやキーを動かすため、一つ一つの音に息が流れていないと、中途半端なものになってしまいます。

 

逆に言えば、トリルがしっかり出来ている=息がしっかり流れている、ということになります。

 

楽に出せる音域(チューニングB♭以下の音域が望ましい)で、半音のトリルを行います。

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これを半音ずつ上げて練習してみるのも良いでしょう。大事なのは息が流れているかどうかを確認することで、トリルをするために無理矢理息を押し込んでしまうのは逆効果になります。よく観察するのが大切です。

 

②、フラッター

先述の➀の楽譜を、フラッタ―でやってみます。フラッターは顎から喉周辺の力が抜けていないと出来ません。巻き舌が出来ない方は無理に行わない方が良いでしょう。

 

この楽譜に捉われず、例えば音量がピアノで始まる曲の最初の音をフラッターやトリルでやって、息の流れを確認してから演奏するなども、良い効果を生むでしょう。

 

私もエネスクの「伝説」の冒頭、コンチェルトの緩徐楽章などでこれらの練習を行っています。

 

ぜひお試しあれ!