ラッパ光る

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トランペット吹きが楽器や音楽について発信していくために開設。何かのお役に立てますように。

使用楽器の紹介②の続き、セッティング編&ちょこっとマニアな支柱のお話

こんばんは、ムトウです。

 

今回は前回書いたC管のセッティングについて書きます。

 

C管の記事はこちら。

hikaru-tpiano.hatenablog.com

 

また大まかなセッティングについての説明は、こちらの記事を参照して頂けると幸いです。

hikaru-tpiano.hatenablog.com

 

すごく簡単に言ってしまえば、オイルやグリスで音色や吹奏感は変わるよ!というお話です。

 

 

まずはグリスからご紹介。

 

通称、赤ジャムorイチゴジャム。B♭管でも使用しておりました、言わずとしれたBachのグリスです。C管ではメインチューニングスライド、一番管、二番管、三番管すべてのスライドに使用しています。

 

C管はB♭管に比べてマウスパイプからクルークの全長が短く、ベルとパイプをつなぐ支柱がB♭管よりも手前になるよう設計されています。

 

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指をさしている部分の支柱です。手前がC管、奥がB♭管。C管の方がより手前側(奏者側)についていますよね。

 

支柱が手前になればなるほど、設計上ベルがフリーになり、いわゆる「よく鳴る」楽器になります。しかし鳴れば良いというわけではなく、音が割れやすくなったり、散ってしまい指向性がなくなってしまうなど、デメリットもあります。楽器を改造する方の中には、この支柱を移動させて吹奏感を変化させる方もいます。

 

C管やリバース仕様の楽器はこの支柱が手前になっていることが大半で、その分音が散ってしまいやすくなります。

 

なので、赤ジャムのような比較的粘度の高いグリスを使ってあげると、音が散りにくくなり、効果的です。もちろん楽器による個体差や個人差はありますが。

 

ちなみにシルキーやクイーンブラスのゾロなども、支柱が手前に設計されており、よりフリーな音の拡散を実現しています。

 

少しマニアックなお話でした(笑)

 

続いてはオイルです。

 

Warburton PDQ Valve Oil

Warburton PDQ Valve Oil

 

こちらも以前、バルブオイルをまとめた記事で紹介しましたね。ワーバートン社製、PDQオイルです。

 

詳しい使用感は、バルブオイルについてまとめた記事にあります。以下引用。

 

粘度はやや軽め。石油から製造されているためか不純物が少なく、ピストンの動きもかなりスムーズです。 楽器の持つ音色を引き出してくれる、といった感じの使用感で、音色は輝かしいと表現出来ます。明るい音色が好きな方にはストライクな商品だと思います。使用した時の楽器の抵抗も少なめで、抵抗感の調整にも使えます。 欠点として、石油成分が強いために揮発しやすく、夏場は数度の注油が必要な場合があります。

超個人的、バルブオイル使用感レビュー - ラッパ光る

 

他のバルブオイルに関してもまとめているので、ぜひ読んでみてください。

 

私はPDQの混じり気のない音色が好きで、C管の魅力を引き出すにはこれだと思い、使用を続けています。以前の記事ではB♭管はBachのオイルを使っていると書きましたが、現在はB♭管もPDQを使用しています。

 

ざっくりと書きましたが、いかがだったでしょうか。皆さんのセッティングの参考になればと思います。

 

今回はここまで。