ラッパ光る

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使用楽器のセッティング~バックB♭、5/3最新版~

こんばんは、ムトウです。


以前、私の使用してるトランペットのセッティングに関する記事を書かせてもらいました。


hikaru-tpiano.hatenablog.com


あれから試行錯誤を重ねた結果、使用するオイルやグリスが変わり、吹奏感や音色が大きく変化したので、備忘録も兼ねて記事にしておきます。




使用しているB♭管は当然、バックのストラドと呼ばれる180シリーズ。MLボア、銀メッキ、37ベル、25パイプです。


バルブオイルは、上の記事ではバックの純正品、


V.Bach バルブオイル

V.Bach バルブオイル


こちらを使用したと書きましたが、あれからまたPDQを経てまたバックのオイルに戻ってきました。


というのも、グリスを色々試しているうちに、オイルも変化せざるを得なかったからです。


辿り着いた現在の結論のグリスはこちらになります。



以前は赤ジャムと呼ばれていたものを使用していましたが、この度こちらのグリスを使用することにしました。


アクタスの職人さんも使用している、バックの純正のグリスです。赤ジャムが粘度が高いジェルタイプだったのに対し、こちらはシルキーのグリスに似たタイプで、シルキーよりは固いものの、やや粘度が柔らかめになっています。


その粘度にも関わらず、チューニング管に対する気密効果は高く、また赤ジャムに比べ息が流れやすいことから、こちらを採用しました。


個人的な使用感として赤ジャムは抵抗感がかなり強いグリスで、マウスピースによっては非常に苦しい吹奏感になってしまいます。バックのマウスピースを使用していた以前までは悪くなかったのですが、最近ヤマハの中川モデルに変更したことにより、赤ジャムを使用したセッティングでは、中川モデルの肝となる息の流れを阻害する(=唇で音を変える原因になる)原因になっていたのです。


そこでバックのグリスが職人さんの間で使われているという噂を聞き、今回購入しました。このグリスは、主管と2番管に使用しています。1番管と3番管は以前と同じくヘットマンのスライドオイルを使用しています。


3番管の先の唾抜き部分には、今まで通り赤ジャムを使用しています。この部分にバックの純正グリスを使用すると、音がすっぽ抜ける傾向にあるようです。そのため、赤ジャムでしっかりとした気密を作っています。


C管にもこの純正のグリスを使用していますが、B♭管と共に非常に伸びと抜けの良い使用感で、楽器が若返ったかのような雰囲気さえします。赤ジャムはいわゆる「そば鳴り」をしやすいグリスで、自分の音をモニターするのには効果的なのですが、その分音が抜けにくくなります。純正のグリス軽やかに抜けつつ、モニターもしやすいと感じています。


され、今回の記事では赤ジャムに対してケチが付いてしまうような書き方になってしまっているかもしれません。赤ジャムは赤ジャムで、人次第用途次第でとても素晴らしいグリスに変わります。実際まだ三番管には使用しています。たまたま主管で使うには、今の私には合わなくなってしまっただけなのです。もちろん人によっては今回ご紹介したグリスの使用感が合わない、という方も当然いらっしゃるでしょう。


セッティングは本当に面白いもので、人によって千差万別です。私が出会った中には、楽器を始めて一番最初に買ったヤマハのオイルをずっと使用しているという方もいらっしゃいましたね。


皆さんも、バックのグリスを試してみてはいかがでしょう。


今回はこれにて。

hikaru-tpiano.hatenablog.com
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