ラッパ光る

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トランペット吹きが楽器や音楽について発信していくために開設。何かのお役に立てますように。

家でできるカンタン節約、管内洗浄の方法!

お久しぶりです、ムトウです。

 

新しい仕事が始まって一ヶ月ちょっとが経ち、ようやくその分野にも慣れてきたところです。

 

四月に向けて新生活が始まる方も多いことと思います。新年度に向けて楽器も綺麗にしておきたいなと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は金管楽器を持っている方にはついて回る掃除の問題、特にたくさん楽器がある方は大変ですよね。今回は私が普段行っている管内洗浄についてご紹介します。

 

管内洗浄は大きく分けて二種類あります。(私が勝手に考えているだけです)

 

一つ目は、洗剤やジッポオイルを用いる方法。

二つ目は、酸などの薬品を用いる方法。

 

一つ目の方法は、主に楽器についたオイルやグリス、溜まってしまった汚れを落とすためのものです。恐らくみなさん馴染み深い掃除の方法ですね。楽器専用の石鹸が売っていますが、私は面倒くさがりなので食器用の洗剤を使っています。

 

ただし注意が必要で、なるべく「中性」のものを使用するのが好ましいです。私はキレイキレイを使っています。

 

始めに楽器をばらし、ジッポオイルを含ませたティッシュ等を掃除棒に巻き、管内の大まかなグリスやオイルの汚れを取った後、ぬるま湯と洗剤を混ぜて溶液にばらしたパーツや楽器を漬け込むという、至ってシンプルな方法です。大半の方はこれで満足するでしょうし、普通に使用する分には全く問題ありません。

 

しかし、長く使った楽器だとどうしても出てきてしまう問題……サビです。

 

マウスパイプや抜き差し管を覗くと、青くなったり白くなったりしている塊があるのを見たことはありませんか?これは水分や呼吸に含まれるカルシウム分が長い年月で固まってしまったものです。残念ながら洗剤ではほとんど落とせません。

 

楽器屋に持ち込めばできるけれども、時間がかかる。自分でやってしまいたい……ケチくさい私は色々調べてみました。

 

これが二つ目の方法、酸を用いた管内洗浄です。

 

私が使用しているのはクエン酸(粉末)」薬局などに売っている袋詰めされて500円以内で購入できるものでOKです。ちなみに料理に使えるものなので、人体にも安心です。調味料のレモン汁でも代用できるそうです。

 

クエン酸をお湯に溶かし、よく混ぜます。粉末が溶け切らないほどだと入れ過ぎなので、ちょうど溶け切るくらいにしましょう。

 

これを抜き差し管に溢れない程度に注ぎます。それをどこかに倒れないように立てかけ、五分から十分ほど待ちます。これによって管内のサビやカルシウムが溶けていきます。

 

しばらく経ったら溶液を捨てます、汚れがひどいと捨てた液が水色になってたりします。中に溶液が残らないよう、水と洗剤でしっかり洗い流しましょう。フレキシブルクリーナーやブラスセイバーなどの掃除用品があると便利です。

 

マウスパイプの場合はラップなどを片側にあてがい輪ゴムなどで留めます、反対側から溶液を注ぎ同じように五分から十分ほど待ちます。立てかけるのは難しいと思うので、手で持っているのが安全です。

 

もしくは管体ごと漬け込んでしまうのもありですが、溶液は酸性なので、楽器のメッキやラッカーにダメージを与える場合があります。漬け込む場合は薄めにしておくのが望ましいです。また長時間触れていると手が荒れてしまう恐れもありますので、同じくご注意ください。

 

マウスパイプの方も同じように溶液を流し、水と洗剤で洗い流します。薬効のために管内が赤く変色する場合がありますが、お店で管内洗浄を頼んだ場合にもなってしまう場合があるので、こればかりは仕方ありません。赤みを抑えるにはクエン酸の量を減らしてください。(その分効果は減りますが……)

 

さて、いかがだったでしょうか。この方法ならば数百円のクエン酸と水道代だけで楽器を綺麗にすることができます。

 

特に楽器の多い吹奏楽部や楽団で所有する全部の楽器を業者に出して洗浄してもらうとなるとお金がかかってしまいますので、そういった方たちにおすすめできます。

 

手間を惜しまないという心意気のある方、ぜひ節約管内洗浄をお試しください!