ラッパ光る

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トランペット吹きが楽器や音楽について発信していくために開設。何かのお役に立てますように。

その学校の楽器、大丈夫ですか?(吹奏楽部向け)

お久しぶりです、Hikaruです。

 

気付けば半年ブログを更新しておらず、その間にこれまた仕事やプライベートが大きく動きました。半年も経つと人間色々あるものです。

 

さて、今回は吹奏楽部の生徒さん向けの楽器に関するお話です。以前書いた「自分と楽器、どっちが悪い?」という記事と重複する部分があるかもしれません。

 

↓過去記事です。

 

hikaru-tpiano.hatenablog.com

 

新年度から気付けば第二クオーターが始まり、梅雨から夏本番に差し掛かっています。吹奏楽部に入部して楽器を初めて触ったという生徒さんも、段々自分の楽器にも慣れてきた頃合いではないでしょうか。

 

自分の楽器を持っている方以外は、恐らく学校の楽器を使用している方が大半だと思います。トランペットに限って言えば、備品として置いてある楽器は大半がヤマハのスチューデントモデルだと思います。型番で言えばYTR-3xxxや2xxxなどです。(自分の母校にはXenoやBachのストラドが置いてありました、恵まれていましたね……)

 

基本的にスチューデントモデルは吹きやすく作ってあり、生産時期を問わず初心者が始めるにはうってつけの楽器です。

 

しかし、この学校備品の楽器、注意しないと技術の成長を妨げる原因になってしまいます。

 

と言うのも、メンテナンスされず状態の悪い楽器はヒジョーに吹きにくいです。本来はもっと簡単に音が出るはずなのに、無駄なエネルギーを使ったりクセを使わないと音が出ないなんてことがあります。

 

これではコンクールのこの時期に時間も無駄になりますし、何より上手くなりません。

 

今回はその原因と解決方法を書いていきます。

 

原因➀:顧問の方の管楽器知識不足。

 

学校教員吹奏楽部顧問に就いていらっしゃる方全てが管楽器に精通しているわけではありません、ピアノや声楽、音楽科出身でない方という場合もあります。教員の方もお仕事をしながら楽器の勉強をするのは非常に大変ですから、こればっかりは仕方ありません。

 

この場合、楽器のメンテナンスについては自分で勉強していかなければなりません。

 

基本的なメンテナンス方法についてはヤマハのホームページや、個人ブログなども多く書かれているので、スマホ世代の学生さんなら簡単に検索できるはずです。

 

トランペットおよびバルブシステムを持つ金管楽器について言えば、毎回吹き始めにはバルブオイルを注す・数週間~一ヶ月に一回はチューニング管のグリスをチェックする・Ⅰヶ月~二ヶ月に一回はグリスアップ・オイルアップ(汚れを拭き取り、オイルやグリスを塗り直す)、などです。

 

原因②:消耗品が変えられていない。

 

学校の楽器だと、先輩のお下がりや古い楽器を使わなければいけない場合が往々にしてあります。この場合、前の使用者がしっかりとメンテナンスをしてから受け渡してくれるとは限りません。

 

トランペットは多くの消耗部品が楽器にくっついています。主にトップキャップフェルト、ピストン内フェルト、ウォーターキーコルクがこれに当たります。

 

例えばトップキャップフェルトやピストン内のフェルトがオイルを吸って汚れたり、ペッチャンコになったりすると、ピストンに空いている穴と楽器自体に空いている穴が合わず、息の通り道が塞がり、音が出にくくなります。ウォーターキーコルクは分かりやすいですね、欠ければ水や息が漏れてしまいます。

 

上記のように、消耗部品が劣化したままで練習を続けることは、マイナスにしかなりません。消耗部品の交換は楽器屋でも安価でやってくれますし、ピストン内のフェルトについてはパーツだけ購入して自分で交換することも容易です。

 

ヤマハやバックであれば、全ての消耗部品の交換は三千円程度で済むかと思います。これをやるだけでもかなり吹きやすくなる場合がありますので、学校の楽器を使っている方は、ぜひ一度自分の楽器をチェックしてみてください。中のフェルトが緑色になっていて……なんてホラーなことがよくあります。

 

最後になりますが、楽器を始めるというのは結構大変です。演奏方法はもちろん、扱い方や日々の手入れについても覚えなければなりません。

 

逆に言えば、最初の時点で覚えてしまえば一生使える知識ですから、面倒と思わずご自分の楽器と向き合ってみてはいかがでしょうか。